こんにちは。
恋愛セラピストのHaNAです。

 

今回は”パートナーの態度や発言にイライラする その1″について書いていきます。

——————————————————————————–

 

 彼氏の態度がひどくて、すごくイライラするんです。

 

・デートの待ち合わせのとき、私は5分前から待っているのに、待ち合わせ時刻直前に平気で「5分遅れる」とかメールしてくる。
・彼女である私と会うことよりも、自分の趣味や、友人との約束を優先する。
・私にメールの返事をくれないのに、ブログやツイッターを更新している。
・仕事を理由に、誕生日プレゼントを翌日渡された。
・彼の家にご飯をつくりに行ったら、食べ終わったあとすぐソファでごろごろしていた。

 

——————————————————————————–

自立系女性の多くは、仕事や家事もほぼ完璧にこなせる、パフォーマンスの高い方ばかりです。

 

しかも、

 

『こんなことは出来て当たり前』
『常にやる気と向上心をもって取り組んでこそ、生きる価値があるのよ』

 

など、“できることは当然である”という気持ちが強い場合が多いです。

 

しかし、これにはちょっと注意が必要です。

 

さっきの気持ちをひっくり返すと…

 

『こんなことは出来て当たり前』
⇒『出来ない方がおかしい』

『常にやる気と向上心をもって取り組んでこそ、生きる価値があるのよ』
⇒『やる気も向上心も無い=頑張っていないなら、生きる価値が無い』

など、“できない・頑張っていないことは、おかしい・生きる価値が無い”という考えが潜んでいることがあります。

 

この”できない・頑張っていないことは、おかしい・生きる価値が無い”という考えが強い場合、自分自身の中で“禁止令”を出していることがあります。

“禁止令”とは、○○してはならない、というものです。
これには、○○してはならない=●●せねばならない、も含まれます。

 

人は、多かれ少なかれ、自分自身に”禁止令”を課して生きています。

例えば…

 

・デートの待ち合わせのとき、私は5分前から待っているのに、待ち合わせ時刻直前に平気で「5分遅れる」とかメールしてくる
⇒待ち合わせには絶対に遅れてはならない

 

・彼女である私と会うことよりも、自分の趣味や、友人との約束を優先する。
⇒彼氏は彼女との約束を最優先しなければならない(彼女もまた、彼氏との約束を最優先しなければならない)

 

・私にメールの返事をくれないのに、ブログやツイッターを更新している。
⇒メールの返事をせずに、ブログやツイッターを更新してはならない

 

・仕事を理由に、誕生日プレゼントを翌日渡された。
⇒誕生日プレゼントは当日に渡さなければならない

 

・彼の家でご飯を食べていたら、彼は食べ終わったあとソファでごろごろしていた。
⇒食事のあとにごろごろしてはならない

 

“⇒”の箇所が、この人がもっている”禁止令”です。

 

 

この”禁止令”は、生まれてから今日まで、社会で生きていくために身に着けた、いわば処世術です。
多くの場合、“禁止令”は、”常識”や”当たり前”という言葉に偽装されて、自分自身にべったりとはりついています。

自立系女性は、この”禁止令”を数多く持ち、それら一つ一つが非常に強い効力を持っている場合があります。

 

“禁止令”の効力が強いとどうなるのでしょう。

 

(1)自分がどうしたいのかわからなくなる

本心と”禁止令”が相反するとき、ほとんどの場合は”禁止令”が勝ちます。

 

例えば、

 

本心では「今週の休みは一人で買い物に行きたい」と思っていても、

 

“禁止令”の「彼女もまた、彼氏との約束を最優先しなければならない」が優先されるようになり、

 

次第に本心が感じられなくなるようになります。

 

仕事で例えると、本心では「今日は体調がよくないから休みたい」と思っていても、”禁止令”の「仕事は休まず、せっせと一生懸命働かねばならない」が優先され、それが繰り返されるうちに、仕事中に倒れる・うつ病発症…という感じです。

 

(2)必要以上に落ち込んだり、不安になる


その”禁止令”が本心と相反していると、それを守れなかったときに、非常に落ち込んだり、不安になったりします。

 

本心では「今週の休みは一人で買い物に行きたい」

 

“禁止令”では「彼女もまた、彼氏との約束を最優先しなければならない」

 

実際は「どうしても買い物に行きたくて、事前に彼氏にメールをして断りを入れたら、『了解』の一言しか返事が無かった」

 

⇒あぁ…彼はきっと怒っているんだ。だって私は当たり前のことができなかったんだから…私はなんて悪い人間なんだ…(落ち込む)

という感じです。

 

どうですか? 心当たり、あったりしますか??

 

(3)自分の”禁止令”を、無意識に他人にも課す

この”禁止令”の最も怖いところは、知らず知らずに他人にも同じ”禁止令”を守らせようとするところです。

 

例えば…

 

・デートの待ち合わせのとき、私は5分前から待っているのに、待ち合わせ時刻直前に平気で「5分遅れる」とかメールしてくる
⇒待ち合わせには絶対に遅れてはならない(禁止令)

 

上記の禁止令を持っている人のパートナーが、デートの待ち合わせに5分でも遅れてくると…

⇒「どうして遅れてくるのよ! 待ち合わせに遅れるなんてありえないわよ!!」と過剰に怒る

 

という感じです。

 

映画を観る予定だったり、新幹線の指定席を取っているなど、遅れることで何か大きな影響がある場合は困るかもしれませんが、『ちょっと食事でも~』といったゆったりしたデートであれば、5分というのはそこまでひどい遅刻ではないと思います。

 

さて、この”禁止令”と今回のテーマ(イライラする)はどういう関係があるのかと言いますと。

ずばり、

 

『私は嫌々”禁止令”を守っているのに、何であなたは守らないのよ!!』⇒イライラ!!

 

です。

 

これがイライラの正体です。

 

理屈は簡単なんです。

 

自分だけがやりたくないことを無理やりやっていて、他の人はそれをしないでいたら、誰だって多かれ少なかれイライラします。

 

しかし多くの場合、はっきりとイライラの原因を自覚するのは難しく、感情的に『なんであなたは私をイライラさせるのよ!』と感情をぶつけてしまったり、無理やり飲み込んだりしてしまいます。

 

この状態では、誰かが”禁止令”を破るたびにイライラしてしまって、本人にもパートナーにも良いことがありません。

 

じゃあ、どうしたらいいの?

 

その方法をご紹介します。

Step1.”禁止令”を自覚する
“禁止令”は、ほぼ無意識で、知らず知らずにあなたの頭や心にべったりと巣くっていますので、まず自分がどんな”禁止令”をもっているのかを知る(自覚する)必要があります。

 

<1> 普段と同じように日常生活を送る

 

<2> 『イライラ!』『ムカムカ!!』と感じることがあったら、感情に流されずに、そこでちょっと落ち着く

 

<3> 何が、どのように、自分を『イライラ!』『ムカムカ!!』とさせたのか、具体的に書き出す(紙にかけるとベストだが、考えるだけでもよい)
ex)何が⇒彼が
  どのように⇒レストランで店員が注文を聞きにきているのに、さっさとメニューを決めない

 

<4> 手順<3>で書き出した内容を見て、最も『イライラ!』『ムカムカ!!』したポイントを見つける
ex)店員が注文を聞きにきているのに、さっさとメニューを決めない

はい、見つかりました。

 

この場合の”禁止令”は、

 

“店員が注文を聞きにきているのに、さっさとメニューを決めない”

 

 

“店員が注文を聞きにきたら、さっさとメニューを決めるべき”

 

ですね。

Step2.”禁止令”が守られなかったときに感じた感情を言葉で表す

次は、その”禁止令”に対する自分自身の気持ちを探っていきます。

 

<5> 手順2で感じた『イライラ!』『ムカムカ!!』を別の言葉や文章で具体的に表現する
ex)店員だって忙しいんだから、ここで待たせるなんてすごく申し訳無い。
  私だってゆっくり選びたいのに、無理やり選んだんだから、あなたも適当に決めなさいよ。

Step3.”禁止令”を”希望・要望”に書き直す

<6> 手順<4>で見つけた”禁止令”を、手順⑤で表現した気持ちをもとにして、本当はどうだったらよかったのか・どうして欲しかったのかに書き直す
ex) 店員が注文を聞きにきたら、さっさとメニューを決めるべき
  ↓
  店員が注文を聞きに来る前にメニューを決めておいて欲しい。
  決めるのにもっと時間が欲しいなら、「決まってから呼びます」と店員に伝えて欲しい。
  私もゆっくりと自分が食べたいものを選びたかった。

Step4.書き直した”希望・要望”を実際にやってみる

<7> 手順<6>で出てきた”希望・要望”を似たような場面で実行する
ex)店員が注文を聞きにきたら「もう少しメニューを見させてください」と伝える。
  料理を選ぶときは、じっくりと自分が食べたいものを注文する。

 

以上です。

“禁止令”が関係するイライラの場合は、ほとんど『本当にやりたいこと』ができないのが原因ですので、『本当にやりたいこと』をしてあげればいいのです。

 bike

最初は慣れなくて違和感があるかもしれませんが、

 

もう”禁止令”でイライラしたくない!

 

という方は、ぜひ取り組んでみてください。

“禁止令”以外が原因でイライラするパターンは、また別の記事でご紹介させて頂きます。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。