こんにちは、恋愛セラピストのHaNAです。

「結婚して、子どもを持ちたい。でも今の彼は子どもは欲しくないって言うんです。
 でもでも、この彼と別れたら次に彼氏が出来る気がしなくて・・・。
 まだ不況も続きますし、仕事も続けていきたいんです。
 ただ、家事とか苦手なので、仕事と両立できる自信もなくて・・・」

自立系女子

私のセラピーでは、恋愛に限らず、仕事や子育てなど、その人の生活全体に関する悩みをひっくるめて扱うことがあります。
(恋愛は人間関係の一種で、恋愛問題の根っこは、人間関係に関する問題の根っこになっていることがほとんどなので、この流れはよくあります)

今回取り上げるのは中でも数の多い、

『結婚や子育て、仕事、その他もろもろ・・・何を優先すればいいのかわからない』

という相談です。

この相談に対する私の基本的な方針は、「自分が優先したいものを選んでいいんですよ」です。

しかし、この悩みを抱える人の多くは『自分が優先したいものがわからない』という壁にぶつかっています。

ゆえに「選んでいい」と言われても「何を選べばいいのかわからない」と動けなくなってしまいます。

「自分が何を選べばいいのかわからない」ということは、

ひっくり返すと「深い意味はよくわからないから、とりあえず全部持っておこう」と感じているということです。

結婚、子育て、仕事、両親の期待、世間の評価・・・目の前の全てのものに手を伸ばし、離すまいと力強く握りしめている状態です。

レシピも決めず、家にどんな材料があるのかもよくわからず、夕飯の材料を買いにきて「あれも、これも、それも・・・使わないかもしれないけど、とりあえず全部カゴに入れておいて」という感じです。

こういう悩みを持つ方の多くは、たくさんの不安を抱えています。

不安だから、不安を解消するための安心材料が欲しいんですね。

例えば、

(もともと不安があって、安心できる材料が欲しい)
 ↓
(「なんとなくさびしい」という不安を埋めるために)子どもが欲しい
 ↓
でも今の彼は子どもを欲しいと思っていない(子どもが手に入らない不安 発生)
 ↓
子どもが手に入らなくても、結婚はしたい。
今の彼を逃したら結婚出来ないかもしれない(結婚できない不安 発生)
 ↓
不況がまだ続いているので、結婚しても仕事は続けたい(仕事・お金への不安 発生)
 ↓
仕事を続けながら家事なんて出来ない。
さらに子どもを生まないなんて、世間に「女としての役目を放棄している」と思われそう(世間の評価への不安 発生)
 ↓
やっぱり子どもが欲しい
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不安を解消するために、不安を解消できそうなものに手を伸ばす、

でも、それを選ぶとは他の不安が心の中に浮かんでくる、

その不安を解消するために、新たなに安心できそうなものにしがみつく、

本当に必要なのかわからなくても、「無いよりはマシ!」と手放さない。

安心するために選んでいるものが、新たな不安を呼ぶという、ぐるぐる不安のループを起こしているのです。

この問題の解決方法は、途中のループで発生している不安ではなく、

ループのはじまり・・・すなわち、一番最初の不安を解消することです。

大抵の場合、たくさん不安があると感じている人は、漠然とした大きな不安感を最初から持っています。

「よくわからないけど、とにかく不安なんです」

このような、理屈で説明しきれない感情は、幼少期の体験が根っこになっていることが多いです。

一番最初の不安を見つけるのはかなり高度な課題なので、できればセラピーなどをオススメしますが、

自力でやってみたいという方は、この記事を参考にして、一番最初の不安を探ってみてください。

例えば、結婚できない不安をテーマにするならば、

結婚できない不安の色や形、温度、セリフをしっかり感じ、

「なんで不安なの?」
「本当はどうしたいの?」
「本当は誰にどうして欲しいの?」

と聞いてみます。

その結果、「一人で生きていくのが怖い」や「自分には一人で生きていく力が無い」と出てくれば、それが今取り組むべき課題です。

何かを選ぶということは、何かを手放すということです。

今の状態ですら不安なのに、安心できる材料を一つでも手放すということは、また不安が強くなるということになります。

ですので、不安を抱えたまま「いいから選べ!」と力づくで選んでも、それは一時だけで、今度は違う形で「何を選べばいいのかわからない」問題に直面することになります。

人間は、自分にとって必要だと思えば、ちゃんと選ぶことができます。

まずは選べないという自分を見つめ、なぜ自分は選べないのか、選べるようになるためには何が必要なのかを、じっくり探っていきましょう。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。