こんにちは、
恋愛セラピストのHaNAです。

「付き合っているときはすごく頼りになる彼だったのに、結婚した途端、母親の意見ばかり優先して、妻のことは二の次になりました」
「家族思いの人なんだなとは思っていましたが、こっちの生活を犠牲にしても、実家を優先させるとは思っていませんでした」

ダメんずっぽい彼

出会ったとき、付き合っているときは、家族思いの普通の男性だと思っていたのに、結婚してみたら母親のご機嫌伺いばかりしている。

そんな経験を持つ方、結構いらっしゃると思います。

パートナーが「家族を大切にする」ことに好感を持つのは、自然の感覚だと私は思っています。
結婚したら自分も彼の【家族】になりますから、【家族】を大切にしている人なら、自分も大切にしてもらえる…そう考えるのは悪いことではありません。

パートナーの【家族思い】が問題となるのは、

その大切にしている【家族】に自分が含まれていなかったり、
【家族】の中に絶対的な優先順位がつけられていて、どんな状況でも優先順位が高い人(母親など)が優先される、

そういう場合が多いです。

結婚したら、夫婦二人で生活を築いていくのが原則です。
一緒に生活を築くとは、楽しいことも大変なことも、二人で支え合って乗り越えていくということです。

ですので、どれだけ【家族思い】の夫であっても、子どもと妻の自分が熱を出して寝込んでいるときに「今日は母の誕生日だから。行かないと寂しい思いするし」と出かけていかれては、やっぱり妻としては困ります。

仕事もしっかりしているし、独り暮らしもできている。
結婚もしたし、本来自分が守るべき人は妻、子どもであることもわかっている。
でも何かあると、どうしても母親のもとに意識を向けてしまう。

今回は、そういうマザコン男性と母親思いの違い、その見分け方について紹介したいと思います。
(今回の記事では「おふくろはそんなこと俺に言わなかった!」と母親と妻を比べたり、「お腹空いたよ~、早くご飯作らないと怒るよ!」という子ども系のマザコン男性は取り扱いません)

 

仕事もしっかりしているし、独り暮らしもできている。
結婚もしたし、本来自分が守るべき人は妻、子どもであることもわかっている。
でも何かあると、どうしても母親のもとに意識を向けてしまう。

私はそういうマザコン男性を、
母親のテリトリーの中から出してもらえない男性、と解釈しています。

ココヘルでは何度か紹介していますが、母親は精神的な安心を得るために、自分の子どもが離れていかないようにつなぎ止めようとすることがあります。

子どもの父親…つまり夫との関係がうまくいかなくて、そのさびしさを埋めるために「あなたはお母さんがいないと何もできないのね」と言いながら子どもに過剰に干渉し、子どもの自立を妨げるなんていうのは、まさに典型的な例です。

他にも、常に『さびしくてかわいそうな母親』を子どもの前で演じることで、子どもに「僕が悪い子だからお母さんは悲しい顔をしているのかな」とか「僕がお母さんを助けてあげなくちゃ!」と罪悪感を無意識に植え付ける…というのもあります。

さらにそこに「親とは感謝すべき存在」「育ててもらった恩」「困っている人は助けてあげるべき」というありがちな価値観がくっつき、

あげくのはてには「男は女を守るものだ」なんて言われて育てられると…

やっぱり『かわいそうな母親が困っている、望んでいる』ときは、どうしてもそっちに意識がいってしまうんですね。

こういう背景を持つマザコン男性は、決して妻や子どものことが大切じゃないわけではありません。
ただ、母親に求められると反射的に、無意識に子どものころに刷り込まれた『母親が望むときは助けにいく』という行動をとってしまうんです。
(私はこれを母親の呪縛と呼んでいます)

つまり、マザコン男性は『(間接的な)母親の意思によって動かされている』わけです。

 

対して、母親思いの男性は、自分の意思で母親のために動いています。

母親思いの男性は、「親とは感謝すべき存在」「育ててもらった恩」「困っている人は助けてあげるべき」「男は女を守るものだ」という価値観を受け止めた上で、臨機応変に自分にできることをやります。

自分と母親を一人の人間として認め、物事の優先順位をはじめ、色々なことを自分の意思で決めたり、妻であるパートナーに相談して決めます。

だから、母親から求められたとしても、応えられるものには応えますが、出来ないことにはしっかりとNOが言えます。

 

マザコンと母親思いの最も大きな違いは、その行動が『罪悪感』か『感謝』のどちらからきているのか、だと私は考えています。

『罪悪感』から行動しているのであれば、やはり「母親はかわいそうで助けなくちゃいけない存在で、そんな母親を助けられない自分は悪い子」だという感覚がありますので、罪を償うために全てを犠牲にして母親のために行動します。
(結果、妻や子どもの意思をないがしろにしてしまう)

『感謝』から行動しているのであれば、「育ててもらったことは感謝している。だから困ったときは出来る限り手を貸すよ」という感覚ですので、妻や子どもを優先したいと本人が思えば、母親に「ごめんね、今日はちょっと無理なんだ」と言えるのです。

前者がマザコン、後者が母親思いですね。

 

次に、自分のパートナーが『罪悪感』を抱えたマザコンなのか、それとも『感謝』を抱えた母親思いなのかを見分けるポイントの一部を紹介します。

『罪悪感』を抱えている男性には次のような特徴があります。

・こっちが「悪いな」と感じるほど、つくしてくれる
・口では「めんどくさい」などと言いながら、職場で無理な仕事を引き受ける(断らない)
・社会のルールや規則、常識にすごくこだわる
・「○○すべき」など『~べき』とよく口にする
・高価な買い物や転職、結婚など、大きい決断を必要とするときに優柔不断になる
・他の兄弟や父親にはお土産を買わないのに、母親にだけはお土産を用意する

『罪悪感』を抱えている人は、男女問わず、自分を幸せにする選択肢を避ける傾向があります。
(自分は罪人だと思っているので、罪が償いきれないうちは「幸せになってはいけない!」と自分が幸せになることを禁止しています)

変わりに自分の周囲の人…彼女、妻、子ども、親兄弟、同僚、後輩、上司など、他の人が幸せになるように努力します。
他人を幸せにすることで、自分の罪を一生懸命償おうとしているんですね。

その結果、大変な仕事を自ら引き受けたり、こっちが「少し重いな…」と感じるほど自分を犠牲にしてつくすという行動になるのです。

ですので、『罪悪感』を抱えているマザコン男性を避けたいと思ったら、上記のポイントが当てはまっていない人を選ぶようにすると、回避できる確立が上がります。

女性側のインナーチャイルドが傷ついていて「とにかくつくしてくれる相手じゃないと安心できない」という人は、どうしても上記のような特徴を持つ男性にひかれてしまう可能性が強いので、そういう場合はマザコン男性を避ける・見分ける前に、自分の心を癒すことをオススメしています。

なお、自分の心はすっかり癒されているが、『罪悪感』を抱えているマザコン男性が夫で、今すぐ別れる、離れることができない方もいらっしゃると思います。
そういう方は思い切って、生活の中で彼の『罪悪感』を癒すことに取り組んでみる考え方もあります。

『罪悪感』は、普段の生活の中でもらえる人からのあたたかい承認(ほめ言葉や笑顔など)で癒すことができます。

ほめるについて紹介した過去のメルマガの記事はこちらです。
【ココヘル554】彼氏のほめ方1 byHaNA
【ココヘル555】彼氏のほめ方2 byHaNA

 

HaNAは、自分のパートナーは、家族を大切にする人であって欲しいと思っています。
だから「家族を大切にする」ことを悪い事だと言うつもりはありません。

同時に、家族を大切にするのと同じぐらい自分のことも大切にする人でいて欲しいとも思っています。

もし自分のパートナーが上記で紹介したような男性で困っていることがあれば、この記事を参考にして、彼がどんな動機で母親と接しているのかをよく観察してみてください。

その上で「自分はこれから、この人とどうしていきたいのか」を考えると、新しい答えが見つかるかもしれません。

 

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。