こんにちは、
恋愛セラピストのHaNAです。

心の癒しをテーマにし、過去の傷を癒すワーク、日常で実践できるスキルを紹介していると、

「どうなったら、癒されたと実感することができますか」

という質問をよくもらいます。

癒された経験が少ないと、そもそも『どうなれば、癒されたことになるのか』がよくわからず、

今、自分の癒しはどこまで進んでいるのか、
本当にこのままやっていけば幸せになるのか、

と不安がわいたり、モチベーションが下がったりして、癒しへの取り組みをやめてしまう方がいらっしゃいます。

そこで今回は、少しでも癒しへの取り組みが続けられるよう、『癒しを実感する』ことについて説明していきます。

癒し

 

癒しに限らず、変化を実感するには、変化前と変化後を比較して、その違いを感じるのが基本です。

癒しの取り組みでの変化前とは、そのまま、取り組む前の自分。
変化後とは、取り組みを実践している自分…すなわち現在の自分ですね。

次に考えるのは、取り組む前の自分と、取り組みを実践している現在の自分のどこを比較するのか、ということです。

多くの方はここで、

もともと感じていたネガティブな感情「不安」「辛い」「寂しい」や、
やめたい行動「彼にすがってしまう」「帰りが遅い夫を責めてしまう」ことなど、

【一番変化させたい感情や行動】に目を向けます。

そもそも、その感情や行動を変化させたくて、癒しの取り組みをはじめた方がほとんどですので、癒しが進んでいるのかどうかを確認する、実感するために、その感情や行動が変化しているのかを見るのは、とても自然の流れです。

ところが、癒しの効果は、大抵【自分が一番変化させたいところ】以外の場所から現れてきます。

例えば、

「心の中の不安は消えない…でも以前に比べて泣き出す日は減ったかも」
「寂しくてつい彼にメールしてしまう…でも、以前より一日の回数は減ってる」

という感じです。

癒しの効果は、出やすいところから出てくるのです。

自分が【一番変化させたいと強く願うところ】は、多くの場合、かなりの癒しを必要としています。

ですので、そこが変化するのを実感するには長い期間、コツコツと続ける必要があるのですが、

よくよく自分を振り返ってみると、他のところに変化が出ていることが多々あります。

上記の例で言えば、「泣き出すという行動が減った」「彼にメールする回数が減った」というのは、あきらかな変化です。

しかし、【自分が一番変化させたいところ】に目が向いていると、その小さくても確実な変化に気がづかず、

癒しの実感を得られないまま、癒しの取り組みをやめてしまうんですね。

この過程はダイエットとよく似ています。

太ももを細くしたいと、ダイエットに励んだら最初にウエストが細くなった。
でも太ももにばかり意識が向いていて、ウエストが細くなったことに気がつかなかった。
そのまま「やっぱり効果が出ないんだ」と諦めて、ダイエットをやめてしまう。

こういう経験、結構ありますよね。

 

また、「悲しい」とか「不安」とか、そもそも感情を感じないようにしている人が、癒しへの取り組みを実践すると、

今まで閉じていた感情のフタが開いて、過去のネガティブな感情がドドっと出てくることもあります。

すると、一時的に以前より心の中にネガティブな感情がいっぱいになって、

「癒されるつもりが、むしろネガティブな感情でいっぱいいっぱいになった!」
「ぜんぜん効果が無いじゃない!!」

と、これまた癒しへの取り組みをやめてしまうパターンもあります。

これは癒しが進むことで、今まで自覚することすら出来なかった感情を自覚するようになっただけなので、癒しへの道は確実に進んでいます。

しかし、それが通過すべき道であることを知らないと、やっぱりネガティブな感情で心がいっぱいなのは辛いので、癒しの取り組みをやめて、再び感情を閉じ込めてしまうんですね。

では、癒しが進んでいるのかどうかを正しく実感するためには、どうしたらいいのでしょうか。

今回は、私がオススメしている方法を、オススメ順に3つ紹介します。

1位:○×日記
自分が【一番変化させたい感情や行動】が、

比較的軽かったなと思ったら○、
ちょっと今日は重かったなと感じたら×、
どっちとも言いがたいような気がしたら△、

を、それぞれ記号を手帳やノート、カレンダーアプリなどで記録します。

そして、○をつけた日は、『なぜ○だと思ったのか』を一緒に記録してください。

例えば、

「今日は○ :一日泣かなかった」
「今日は○:彼への朝のおはようメールは我慢できた」
「今日は○:夫が帰宅する前に眠ってしまい、夫を責めなかった」

こんな感じですね。

この作業を続けることで、記号の数の変化から、自分の変化を振り返ることができます。

取り組みをはじめたころの自分はどうだったのか。
取り組みをはじめて2週間後は…1ヵ月後は…2ヶ月後は…

目に見える形で記録することで、振り返りやすくなりますので、記録するときはできるだけ紙に文字で表現してください。
文字での表現がどうも苦手でうまくいかない人は、記号とそのときの気持ちを絵で書いてもOKです。

 

2位:インナーチャイルドの表情を観察する
セラピーやセミナーなどで、インナーチャイルド系のワークを体験した人向けです。

インナーチャイルドは癒しの過程に応じて、表情が変化することがとても多いです。
ですので、定期的にインナーチャイルドを呼び出して、その表情をよく見ます。

以前に比べて、少し笑顔が増えたとか、雰囲気がリラックスしているような感じがすれば癒しが進んでいます。

無表情からスタートしている人は、以前と比べると不安そうだったり、怒っていたりすることがありますが、それは感情が出てこないところから、感情が出てくるまで癒しが進んだ証拠ですので、安心してください。

ただし、インナーチャイルドは現在の大人の感情と密接にリンクしているので、仕事で失敗して落ち込んだとか、失恋してとても悲しい、など今現在ネガティブな感情がわいていると、インナーチャイルドの表情がくもることがあります。

ですので、この方法は、自宅で落ち着いているとき、比較的リラックスしているときにやってください。

 

3位:セラピストの元に継続的に通う
○×日記でも、インナーチャイルドの表情の観察でも、癒しが実感できない!という人は、
セラピストのところに継続的に通って、どれくらい癒しが進んでいるのかチェック&フィードバックしてもらう方法もあります。

セラピーの場で話を聞いていると、クライアント本人は気づいていませんが、セラピストから見るとすごい成長を感じる場面が多々あります。

話の内容はもちろんですが、話しているときの表情、声のトーン、言葉の使い方、体に力がはいっているのかいないのか…

そういったところからも、クライアントがどれだけ癒しの取り組みをがんばっているのか、どれだけ成果が出てきているのかを感じます。

今回紹介している方法の1位、2位は基本的に自分一人でがんばる系ですが、一人ではやっぱり癒しを実感することが難しいという場合は、遠慮なくセラピストに相談してください。

ちなみに最も効果的に癒しを実感するやり方は、

普段の日常で1位、2位に取り組み、どうも最近うまくいかないな~となったときに3位でセラピストに相談してみる…というのがいいかなと思っています。
(一人でがんばると息切れしがちですが、適度に第三者から意見をもらえるとモチベーションを維持しやすいので)

 

上でも書きましたが、癒しを実感するとは、ダイエットの成果を実感することと似ています。

今まさに癒されている最中..体がひしきまろうとしている最中には、その変化に気がつきません。

それでもコツコツあきらめずに続けてみて、ふと振り返ってみたときに、ふと鏡を見たときに、

「そういえば…前と比べてちょっと違うかも」

と、はじめて実感することができます。

ずっと癒しの取り組みを実践しているのに、

「こんなに頑張っているのにぜんぜん効果が出ていない」
「いつまでたっても癒された感じがしない」

そう感じている方、取り組みをやめる前に、この記事を参考にしてもう一度自分を振り返ってみてください。
小さな…でも確実に起きている自分の変化を探してあげてください。

頑張って取り組んできた成果は、必ずどこかに現れています。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。