こんにちは、
恋愛セラピストのHaNAです。

自分らしさの追求、2つの思い込み。

今回は、この記事の続き・・・ではなく、

この記事の内容に取り組む前に必要なことを紹介します。

求める

自分らしさ追求する。

追求するとは、追い求めることです。
追い求めるということは、今いる場所から離れて探しに行く…ということです。

この『今いる場所から離れて探しに行く』という行動を身につける過程を、子どもの発達を例にして説明します。

好奇心豊富な子どもは、自分の手足で動けるようになると、親の側を離れ、興味を持ったものに対して向かっていきます。

しかし、ある程度親から離れると、また親の側に戻ってきます。

そして再び親の側を離れて、好奇心の赴くままに行動する。

このサイクルを探索行動と呼びます。

子どもが、探索行動を出来るようになるためには、次の2つのステップが必要です。

1.親にべったりと甘え、頼り、依存する
2.「親はどんなときでも側にいてくれる」「受け入れてくれる」という感覚を身につける

この2つのステップを通過すると、子どもは、親を『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』であると認識します。

『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』が出来ると、子どもはそこを拠点として、未知なる世界に旅立ちます。
(これが親から離れて、興味がひかれたものに向かって行く行動として現れます)

しかし、未知なる世界は楽しさもあれば、不安や恐怖も感じる場所です。
不安や恐怖を感じると、子どもは『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』つまり、親の側に戻ってきます。

そして感じた不安や恐怖を癒して、また子どもは未知なる世界に旅立っていきます。

このサイクルを繰り返して、子どもは少しずつ活動できる範囲を広げていきます。

自分らしさを追求するとは、この子どもの探索行動と本質的に同じものです。

ヒトに限らず、動物には巣を作る習性があります。
生活の拠点となる場所を作り、その場所が安心安全で、常にそこにあるという状態が保とうとするのです。

もし拠点となる場所が、安心安全が保たれない…常に命の危険が隣り合わせな場所だったら、そこを守るのにいっぱいいっぱいで、冒険に行くことなんてとてもできません。

うっかり冒険に行って戻ってきたら、拠点は無くなっていました…なんてことになったら、命に関わりますからね。

このように、『今いる場所から離れて探しに行く』ためには、今いる場所が安心安全で、常にそこにある状態だと確信する必要があります。

辛くなったら、不安になったら、ちょっと痛い思いをしたら、安全で安心する拠点に戻って、癒してもらえばいい。
自分はどんなときでも、拠点に受け入れてもらえる。

そう確信が持てるからこそ、安心して拠点を離れ、探しに行くことが出来るようになります。

大人になって、自分らしさの追求をしようと考えるときも、
同じように『今いる場所が安心安全で常に保たれている』という感覚を持っていることが大前提です。

大人になると『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』は現実の親ではなく、自分の心の中に作られます。

子どもから大人になる過程で、親や友人、恋人からもらった愛情、思いやり、安心感などを集めて、それを『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』とします。

今まで受け取った愛情をしっかり認識し、それを拠点とすることで、新しい世界にチャレンジする力が出てくるのです。

 

逆に言えば、幼いころの家庭が不安定だったりして『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』を得られていない人は、自分らしさを追求する前に、この感覚を身につける必要があります。

自分の拠り所となる場所が無い状態では、どれだけ魅力的な世界であっても、冒険に出発することは出来ないからです。

「外に出れば自分の拠り所が見つかるかもしれないから」と『自分が戻るべき場所の感覚』を身につけず、無理矢理外に出ようとする人がたまにいらっしゃいますが、人間は「今より不幸になる可能性がある」選択肢を本能的に避けようとするので、その取り組みはうまくいかないことが多いです。

ですので、『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』を得られていない人は、まず『常に安全で、安心する、自分が戻るべき場所』を得る…自分が依って立つ足場を固めることからはじめましょう。
遠回りに感じるかもしれませんが、その先に進むためにとても大切な作業です。

安心する足場を作る基本は、他人からもらった承認を集めることです。

具体的なやり方はこちらの記事を参考にしてください。
実生活で取り組む、承認を受け取るトレーニング

他人からもらった承認を集めて、一つ一つをレンガのように積んで足場を作っていきましょう。

他人からの承認が十分たまって足場ができると、ある日ふと、新しいことをやってみようかという気持ちが湧いてきます。

そのときこそ、自分らしさの追求を考えるときです。
自然体で無理なく自分らしさの追求ができるようになっています。

 

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。