こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。
本日のテーマは、
『「ごめんなさい」は自己肯定感をあげることがある』
です。
カウンセリングの場では、
「ごめんなさい」が自己肯定感をあげることに繋がる場面がたくさんあります。
例えば、
誰かと衝突したり、争ったりしないようにと、自分を押し殺して、
ひたすら他人にあわせて生き続けてしまい、自己肯定感がうまく育たなかったパターンや、
自分はどう生きていけばいいか、自信が持てなくて、
世の中の「こうすれば幸せになる」という価値観にあわせることばかりしてしまい、自分の幸せがわからなくなってしまったパターンなど、
そういうお悩みを持つ方が、
「ごめんなさい」を言えるようになることで、悩みから抜け出すきっかけになることがあります。
「ごめんなさい」には、『断る』や『許可』という意味が含まれています。
なので、
他人に合わせて生き続けてしまって、自己肯定感がうまく育たなかったときは、
『みんな(他人)の希望通りにできない私で、ごめんなさい』
= 他人にあわせ続けることを『断る』(終わりにする)
= 他人にあわせ続けられなかった自分を『許可』する(許す)
= 自分を許す→自分を肯定する
世の中の価値観にあわせることばかりしてしまって自分の幸せがわからなくなってしまったときは、
『こうしたほうが幸せになるよって教えてくれたのに、それを実行できなくてごめんなさい』
= 教えてくれた世の中の価値観を実行することを『断る』
(終わりにする)
= 実行し続けられなかった自分を『許可』する(許す)
= 自分を許す→自分を肯定する
みたいに、
特定の誰かにつぐなうためではなく、
今までの自分を終わりにし、自分を許すための言葉として、「ごめんなさい」を使います。
実際は、ここまでロジカルにわからなくても、
ご本人の中で何かしら「もう終わりにしたいもの」があるときは、
それらに対して、「ごめんなさい」とつぶやくだけで、
ふと肩の力が抜けたり、呼吸が深くなったりと、ゆるむような感覚があったります。
その感覚が少しでもあれば、それは「ごめんなさい」を、自分を肯定するために使えたかもと、見ることが多いです。
「ごめんなさい」は、
自分を裁くため、誰かに何かをつぐなうために使うと、苦しくなりがちですが、
自分をゆるすため、
自分が意志を持った一人の人間だと、宣言するために使うと、
とてもいい言葉になります。
よかったら参考にしてみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人

- 心理カウンセラー
-
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。
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