こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。
私自身のメンタルケアを進めていたとき、
ある人に教えていただいた、お気に入りの言葉があります。
それは、
「方法として間違ってないんだけど・・・いかんせん、遊び心が足りない」
です。
楽しいこと。
苦しいこと。
がんばること。
頼ること。
どんないい取り組みも、それを楽しむ心を忘れてしまえば、それはただの作業です。
心の問題に取り組むとき。
自分を成長させたいと、がんばるとき。
誰かを助けたい、変えたいという願いを叶えようとするとき。
そういった何かしらの課題に取り組んでいる間は、
ツラくて苦しくて、
「もうイヤだ!」って投げ出したくなることもたくさん起こります。
だからこそ、
その取り組みの中に、
ちょっとした遊び心があって、
ちょっとだけ「ふー」と肩の力を抜ける瞬間があると、
「・・・もうちょっとがんばってみようかな」と、
挫折せず、最後まで歩いていけるようになることを私は知りました。
自分の中の人間不信と向き合っていたとき、私には、それを楽しむ余裕なんて、これっぽっちもありませんでした。
「一刻も早く、治すんだ」
「一分でも早く、あいつ(私の中の不信感)を倒す(消す)んだ」
そんなふうに、ギッチギチに自分を追いつめて、
余計に「他人が信じられない!」という思いを強めていきました。
自分の中の「人間不信」と和解したいと言いながら、
ひたすら戦いを続けていたものですから、
いつまでたっても「人間不信」が無くならなかったんですよね。
おちついて考えてみれば、
和解したいんだから、戦いなんてさっさとやめて、
じっくり腹を割って、一緒に酒でも飲むぐらいの感覚で、
自分と向き合えばよかったんだなと思っています。
それぐらい、ゆるい感じで「人間不信」と向き合えたら、
「人間不信」の感覚をゆるめる過程をもっと楽しめただろうし、
もっとラクにできただろうなと、そんなふうに思います。
カウンセラーとしてご相談を受ける立場になってからは、
どっちにしろツラくて苦しい部分もあるんだから、
少しでも楽しくやろう、
少しでも気持ちよくやろう、
少しでも完走できるように工夫しよう、
そのためには、どんな「遊び」をいれていけばいいかな。
そういう気持ちでカウンセリングをしています。
修行とか苦行だと、なかなか続かないのですが、
遊びだとね、ちょっと痛くても、楽しいから続けられるんです。
ご相談者の方が、
自分らしく挫折しない、楽しい取り組み方を見つけてくれると嬉しく思います。
少しでも参考になれば幸いです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人

- 心理カウンセラー
-
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。
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