こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

とある企業研修で、

『やりたいことがわからない社員(若手・部下)に、どう接すればいいか?』

ということを聞かれました。

せっかくなので、その内容の一部をご紹介します。

 

『自分がやりたいことがわからない』

この悩みへの特効薬の一つは、

「やりたいことを探すのではなく、目の前のことを、淡々とやってみる」

です。

 

最近は、企業でもコーチングを導入していたりして、

「あなたはこの会社で何をしたいのか?」
「今後、どんなキャリアを築いていきたいのか?」

みたいな、

『今後、どうしていきたい?』という、未来を問いかけられる場面が多いように感じています。

 

それは、本人の希望を知りたいという、善意からの質問なのだと思っていますが、

かつて、「やりたいことがわからない」ことに悩んでいた私は、

あまりに当たり前のように、この問いを続けられた結果、

「やりたいことがわからない自分って、どうなんだろう…」
「やりたいことがわからないって、恥ずかしいことなのかもしれない…」

と、どんよりした気持ちになりました。

 

やりたいことがわからないという状態は、基本的に「人生の体験不足」からきます。

 

「食べたいもの」で例えるとわかりやすいんですが、リンゴを食べたことが無い人は、「リンゴ食べたい!」って思いません。

リンゴの味を知らないからです。

 

一度でもリンゴを食べたことがある人は、ふと「リンゴ食べたい!」って思います。

リンゴの味を知っていて、今欲しいのは、その味だということを、知っているからです。

 

「やりたいこと」も同じで、

人生を通して、いろいろな体験をしていると、過去の経験から「やりたいことは、こんな感じのことかなぁ」と、導き出すことができます。

 

でも、人生を通して、似たような体験ばかりになってしまっていると、

「うーん…なんでしょうね…とりあえず、ツラいとか、シンドいのだけは嫌です」

みたいに、漠然とした感じの答えになりがちです。

 

なので、「やりたいこと」がわからないときは、変に考えず、目の前のことをやってみることをおすすめしています。

 

ただ無感動にこなすのではなく、

「これをやってるとき、自分は楽しいのかな、イヤなのかな」
「これをやっているときは楽しいけど、またやりたいとは思わないや」
「これはイヤだけど、意外と続けられてるな」

みたいに、やっているときの自分の感覚を、振り返るとなおよしです。

 

しばらく続けていると、

「これはやりたいけど、それはやりたくない」

「みんな、この作業キライだって言うけど、私は続けられるな」

「あ、この仕事、楽しいかもしれない」

みたいに、自分なりの軸ができてきます。

 

この軸を、コツコツ育てていくと、だんだん「やりたいこと」が形になってきます。

「やりたいこと」が明確になるだけで、それに向かってがんばってみようかなという前向きな気持ちも出てくるので、そこまでくるとコーチングも機能しやすくなります。

 

というわけで、企業研修の場では、

「実際に『今誰かがやらなくてはいけない仕事』を、やってみてもらって、どんな感じだったか、どんな疑問を抱いたのか、文字に起こしてもらうといいですよ」

「コツは、どんな感想や疑問が出てきても、『なるほど、そう考えたんだ』と相手の価値観を、理解することに注力することです」

といった感じのことをお伝えしました。

※職場である以上、営利の追求がどうしてもついてまわるので、このあたりをうまくやるコツもセットでお伝えしています。

 

やりたいことを見つけたいときに大切なのは、いろいろな体験をして、経験値を増やすことです。

「ゲームのキャラクターが経験値を積んで、レベルアップしていく」ぐらいの、軽い気持ちで取り組んでみると、長続きしやすいです。

よかったら試してみてください。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。