こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

『質問されたから、真剣に答えたのに、ぜんぜん実施してくれない』

『以前、失敗した例があったので「このあたり注意してね」と伝えたのに、過去とまったく同じパターンで失敗し、その責任を押し付けてくる』

職場での人間関係に関するご相談では、こういった内容も多いです。

 

それなりに、誠実に対応したつもりなのに「自分の話を聞いてもらえていない」「イヤなところを押し付けられる」となると、やっぱり、なんとも言えない、イヤな気持ちになりますよね。

仕事に必要なことなのに、他人の話に耳をかたむけない人には、どうしたらいいか。

実際は細かく状況をおうかがいしますが、だいたい以下の3パターンのどれかに落ち着くことが多いです。

 

 

パターン1:いつもは私の話を聞いてくれる

もし、その人が、普段は「私の話を聞いてくれる」なら、その人は、現在「余裕がない状態」で、話が聞けないのかもしれません。

普段なら、ちゃんと聞ける人でも、作業タスクやプレッシャーなどで、頭や心がいっぱいいっぱいになると、他人の言葉を聞くだけの余力が無くなります。

このパターンの人に話を聞いてもらうには、まず本人が余裕を取り戻すような手助けをしてみるといいかもしれません。

手伝えることがあれば、手伝ってみたり、お菓子やコーヒーなどの差し入れをして、その人の態度がどう変化するのか、見てみましょう。

もし、それで本人の態度や雰囲気がやわらなくなったり、おだやかになるようであれば、本人の余力を作ることが、話を聞いてもらうための近道です。

 

パターン2:私の話だけ聞いてくれない

もし、その人が、普段から「上司や同僚の話は聞いているけど、私の話だけは聞いてくれない」なら、その人は「あなたとの関係で、何か思うところ」があるのかもしれません。

それは、あなたが「何かした」とか関係なく、その人が、勝手にあなたに対して、何かを誤解したり、思い込んでいたりすることもあります。

このパターンの場合は「その人が自分から、私に話しかけてくるまで待つ」のがオススメです。

なぜ「私の話だけ」を聞いてくれないのかは、具体的な状況を確認しないと、仮説が立てにくいですが、

「いつも話す側」が沈黙することで、関係性が変化することもあります。

押してだめなら引いてみろの精神で、あえて一歩引き、その人の変化を見てみましょう。

なお、そうすればいいとわかっていても、なぜだか「はっきり言ってやる!」「そんな待ってられない!」となるときは、

無意識レベルで、その人にひっぱられて巻き込まれている可能性もあります。

そういうときは、また別の対応が必要になりますが、今回の記事では割愛しますね。

 

パターン3:私以外の人の話も聞いていない

もし、その人が、普段から「私以外の他人の話も聞いてくれない」。

もしくは、質問されたので答えたのに「実際には実行せず、その失敗の結果にあなたを巻き込む」のであれば、

その人は、「自分一人の力で問題なくできるし!」と『オレすげー』状態になっているのかもしれません。

このパターン場合、あなたができることは一つ。

「その人が、失敗して、痛い目を見るまで、離れる」ことです。

 

そもそも仕事とは、その場にいる人たちを完全無視して、一人で仕事を達成することなどできません。

たとえ、その業務はその人が一人でやっていたり、一人で会社の売上の多くをあげていたとしても、

オフィスを掃除してくれる方がいなければ、快適な職場環境だって維持できないし、警備の方がいなければ、職場に出入りすることだってできないかもしれません。

間接的であっても、みんな、いろいろな人の助けをかりていて、その積み重ねで、はじめて仕事は達成できます。

それに気づかないうちは『オレすげー』状態のままです。

そして、それは、本人が「失敗した痛み」を実感して、はじめて気づくことです。

あなたが代わりに「痛い目」を見てしまうと、本人は気がつくタイミングを逃すし、あなたはいつまでもツラいしと、誰も幸せになりません。

なので、自分が被害を受けないようにしつつ、まずは、その人から離れることをオススメします。

 

もし「その人から離れること」に、罪悪感を感じるようでしたら、

『失敗して、そこから成長することは、その人の権利』
『他人の権利は尊重する』

と、つぶやいてみると少し落ち着くかもしれません。

 

人間があつまると、そうなってしまうのはしょうがないこと

職場は仕事をする場所です。

とはいえ、人間があつまると、そこには「仕事だから」と割り切れない、なんともいえない感情的なものに振り回されることもあります。

でも、状況によっては、その感情的な部分が、仕事に良い影響を与えることも多々ありますので、

「仕事に感情を持ち込まない」は、必ずしも正解だともかぎらないかなと、私は思っています。

 

仕事も、恋愛も、人間同士のコミュニケーションであることに変わりありません。

あなたの話を聞いてくれない「恋人」「夫」「妻」「親」「子ども」似たようなパターンで困っている方にも、

少しでもご参考になれば幸いです。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。