こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

「何をしていれば幸せだと思えるのか、わからない」
「欲しいもの、やりたいことが、わからない」

そういうご相談のとき、ご本人が認識している人間関係を確認することがあります。

 

 

人間は、良くも悪くも、周囲の人間から影響を受ける生き物

オーストラリア出身の精神科医に、ハインツ・コフートさんという方がいらっしゃいます。

この方も、ご自身のメンタルについて、いろいろ悩まれたそうです。

その結果、

・人はどれだけ成長しても、たった一人で生きていくのはしんどい
・人が幸せに生きていくためには、大人になっても、他人の存在が必要だ

という結論にたどり着き、

人間が幸せに生きていくために必要な「人間関係のモデル」を大きく3つに分類しました。

 

私、個人としても、
この3つのモデルが身近にいると、人間関係がすごくラクになった実感がありますので、簡単にご紹介します。

(注:以下は、ハインツ・コフートさんの自己心理学を参考にしています)

 

「がんばってるよね」と、今の自分をそのまま認めて、やさしくしてくれる、鏡モデル

毎朝、ちゃんと「おはよう」と言ってくれる人。

「そんな無理しなくても大丈夫だよ」と気づかってくれる友だち。

いつも「いいね」をくれる、SNSでだけ繋がっている人。

 

こちらの体調や気分に関係なく、いつも自然で、やさしく、頑張りをほめてくれるような人のことを、鏡モデルと呼んでいます。
絵本に出てくるような「やさしいおかあさん」みたいなイメージです。

 

鏡モデルが身近にいると、

ありのままの自分を認めてもらえたり、

弱い自分を否定されずに安心できたり、

結果にかかわらず「がんばったこと」を褒めてもらえたりと、

肩肘はらずに、等身大の自分を実感することができます。

 

「こうなりたい」という未来への希望を抱かせてくれる、理想化モデル

悪を倒すかっこいいヒーロー。

口数は少ないけど、きっちり仕事を成し遂げる上司。

逆境の中、必死にふんばり、最後まで全力で戦おうとするスポーツ選手。

 

見ているだけで、「自分もがんばろう」と勇気をもらったり、「あの人みたいな大人になりたい」と未来への希望を抱かせてくれるような人のことを、理想化モデルと呼んでいます。
強くてたくましい「家族を守ろうとするおとうさん」みたいなイメージです。

 

理想化モデルが身近にいると、

「あの人だったら、こうするかも」と、迷いながらも決断する力がついたり、

「自分も、あんなふうにかっこよくなりたい!」と、意欲的になれたり、

コツコツ努力を続ける原動力になったりと、

勇気をもって、前に進む力がついていきます。

 

「え、お前もそうなの?」と、対等な立場で親近感を感じられる双子モデル

職場でミスして落ち込んでいるときに、同じようなミスして怒られている同僚。

SNSで見つけた、同じ趣味を持つ人。

部活で、同じような能力で、レギュラー争いをしている、友だち。

 

自分と似たような境遇、価値観、能力を持っていて、「あぁ、自分だけじゃないんだ」と、自分が抱いた孤独を和らげてくれるような人のことを、双子モデルと呼んでいます。
上下の無い「対等な友だち・仲間」や「お互いを磨き合う、いいライバル」みたいなイメージです。

 

双子モデルが身近にいると、

しんどいときでも「みんな、同じようにしんどいんだな」と、落ち込みにくくなったり、

「みんな、いろんな考えがあるんだな」と他人に寛容になれたり、

「あいつもがんばってるし、俺もやるかー」とやる気がでたりと、

孤独や価値観の違いに負けにくく、自立の気持ちが育っていきます。

 

 

 

 

それぞれをモデルを持つことが、バランスの良い幸せに繋がる

身近な人間関係の中に、これら3つのモデルがいると、人は、自然と元気になったり、前向きになったりできる機会が増えると私は考えています。

 

目標となる「理想化モデル」があれば、それをめざそうとがんばれるし、

途中でくじけて、つらくなったら「鏡モデル」がなぐさめてくれるし、

くじけたところから持ち直すときに、一緒にがんばろうぜと「双子モデル」が、声をかけてくれたら…

また、がんばってみようかなと、心が動くような気がしています。

 

周りの力を借りながら、何かを続けることで、今度は自分が誰かのモデルになることもできます。

そうして、お互いさまの人間関係ができていくと、幸せが実感できるようになっていくと、私は思っています。

 

これらのモデルは、常にそばにいなくても、過去に出会った人でも大丈夫です。
なんなら、ドラマやアニメの中の人物でも、モデルになり得ます。

「自分が身近だ」と感じていることが、一番大切なポイントです。

 

ちなみに、私個人は、

・鏡モデル:旦那、学生時代からの友だち

・理想化モデル:旦那、学生時代の恩師

・双子モデル:学生時代からの友だち、職場の同僚

が、主な感じです。

 

あと定期的に見ているアニメやゲームのキャラクターや、
Twitterで見かけた、他の人のつぶやきなどを、それぞれ身近に感じて、無意識にモデルにしていたりします。

私の場合は、双子モデルを見つけるのに、結構苦労しましたが、
(基本ぼっち体質なので)

ここを見つけた時に、ぐっと生きやすくなった実感があります。

 

もしよかったら、参考にしてみてください。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。