こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

 

人の心をあつかう業界にいると、2つの声をよく聞きます。

声1:「その言葉にじっくり耳をかたむけてもらえるだけで、人は癒され、変わることができる」

声2:「じっくり話を聴いてもらうだけじゃ、人は現実的に変わらない」

 

これらは、

・話を聴くことを中心とした「あなたの中にある答えを探していく」系の手法

・知識や理論、環境などを含めて「原因を究明し、問題を解決する」系の手法

それぞれ、2つのアプローチのことを言っています。

 

 

昔の私は、後者のアプローチのほうが好きでした。

・過去から現在において、本人がどういう状況で、何に困っているのか。
・どこに原因があって、いかにしてその原因を取り除くのか。

持ち込まれる問題を理論的に受け止め、整理していく手法は、もともとのSE職とも通じるものがあったので、なじみやすかったです。

心について、まだまだ世の中に知られていないこともたくさんあったので、「知る」「理解する」ことが、相談者ご本人の解決につながりやすくもありました。

 

でも今は、インターネットや書籍で、心に関する知識や理論を知る機会が、たくさんあります。

ですので「原因を究明し、問題を解決する系」の手法で、元気になる方は、本を読むなり、インターネットを調べるなりして、ご自身で対処できるようになっていきました。

 

 

すると今度は、

「原因と思えることも、なんとなーく、あたりがついている」
「何をどうすればいいのかも、なんとなーく、わかっている気がする」

「それでも問題が解決しない…」

そういうパターンで困る方が、増えてきました。

こういうパターンのとき、解決に必要なのは、知識や理論じゃなくて、

もっと基本的な「安心感」や「受け止めてもらった感」、自分の言葉や思いに、じっくり耳を傾けてもらう経験、という場合があります。

 

人の気持ちって、ふくざつです。

「そうすれば、解決するのかもしれないけど、どうしても気分がのらない」

などなど、理屈だけで解決できないことが、いっぱいあります。

そういうときこそ、じっくり話を聴いてもらうような、気持ちを扱うアプローチがよく効きます。

理屈を抜きにして、ストレートな感情や気持ちをうまく受け止めてあげると、自然とやる気が出てきたりします。

 

 

安心安全の場で、自分の言葉にじっくり耳をかたむけてもらう体験。

起きている問題を客観的に見つめ、解決のための道しるべを理論的に組み立ててもらう体験。

どっちかだけだと、迷いがちだけど、
どっちもあれば、人は勝手に変わっちゃうんだなと、私は思っています。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。