失恋したとわかっていても、心がついていかない。

私とあの人は、もう恋人じゃない。

別れた。ちゃんと、さよならもした。
連絡先も、全部消した。

新しい恋をしたほうがいい。
もっといい男、いい女はたくさんいる。

そんなことを、頭の中で、なんどもなんども繰り返す。

そうして頭では「もう忘れたほうがいいや」と理解する。

でも、心がついていかない。

ツラくて、苦しくて、どれだけ考えないようにしても、ふと、思い出してしまう。

忘れたいのに、忘れることができない。

そんなときは、いったいどうしたらいい?

どうして、別れたあの人に、こんなに執着してしまうのか。

届かなかった愛。その愛が終わる苦しみ、痛み。
それは、いくつになっても、ツラく、苦しいものです。

どれだけ頭で理解しても、心の中では、必死に叫んでいます。

「あの人がいい」
「あの人じゃないとイヤだ」

その叫びが、苦しさや痛みとなって、心の中をいっぱいにします。

好きだった人と別れるとは、相手との愛が、一度、終わるということです。

それは『愛』にとっては「死ぬ」と同じこと。

「イヤだ、終わりたくない! 死にたくない!」
「あの人を愛したい! あの人から愛されたい!!」

もう終わりなのかもしれないと悟った『愛』は、それはもう、全力で「生きたい!」と暴れます。

この『愛』の叫びが強ければ強いほど、別れたあの人への思いが強くなり、執着になっていきます。

多くの場合、忘れられないほど、執着してしまうということは、

本当に深く愛していた、

もしくは心の深いところに相手からの愛が届いていた、

とにかく、強い『愛』を感じていたからです。

好きであればあるほど、執着してしまうもの。

実は、執着することは、悪いことばかりじゃありません。

ここで言う執着とは、特定の誰かにこだわる気持ちです。

「他の誰でもなく、この人に愛されたい」
「他の誰でもない、あの人を愛したい」

そういう気持ちがなければ、相手と、本当に親密な関係を作っていくことはできません。

恋愛で執着がないとは、究極的には「誰でもいい」のと同じです。
苦しさがないかわりに、恋人もできにくくなります。

とはいえ、愛が終わる苦しみは、本当にツラいものです。

私たちは、そのあまりの苦しさから、早く解放されたくて、

「執着したくない!」
「忘れたい!」

と、必死で、痛みの元になっている『愛』をなかったことにしようとします。

でもそれは、むしろ逆で、

なかったことにしようとすればするほど、

「本当は愛していたんだ!」
「愛される喜びを感じていたんだ!」

と、『愛』が、必死に叫んで、なかったことにされないよう、自分の存在をアピールします。

「愛されたかった」も、根っこは同じです。
「愛していた」から「好きだった」から、「愛されたかった」んですよね。

 

 

 

 

「忘れなきゃ」という執着を手放す。

必死に叫んでいる『愛』を無視して、あの人のことを忘れようとしても、なかなかできることではありません。

そういうときは、

『忘れよう』とがんばること、
『忘れよう』とする自分に執着することから、やめていくといいかもしれません。

「忘れられないんだから、今は忘れなくてもいいのかもしれない」
「忘れられない自分を、今は少しだけ、ゆるしてもいいかもしれない」

そんな風に、『忘れよう』と執着する自分を手放すと、『愛』の叫びは落ち着いてきます。

『愛』が「なかったことにされる」恐怖から、解放されるからです。

最後がどんな結果であったとしても、好きだった人と別れることは、ダメージがあります。

がんばって、あの人を忘れる努力もいいですが、

まずは、ここまでがんばった自分をいたわってあげてください。

 

 

他にも、このような心理を中心とした、お役立ち情報をお届けしています。

ご興味がある方は、こちらの無料メルマガ
「友達ゼロからはじめる恋愛入門以前」にご登録ください。

定期的に、メールで情報をお届け致します。

購読解除は、いつでもメルマガの巻末からできます。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。
セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。無料メルマガ「友達ゼロからはじめる恋愛入門以前」の登録はこちら。