こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

 

WooRisさんで、子供が非行に走ったときにすべき親の対応として、重要な心がまえを3つ紹介しました。

わが子がグレてしまったら…その時親が取ってはいけないNG対応3つ
http://wooris.jp/archives/215717

 

2019/9/24追記:WooRisさんがサイトを閉じてしまったので、取材時のコメントを全文載せています。

 

イヤイヤ期、思春期、反抗期…子供の成長過程には、親への強い反発がつきものです。
しかしその反発が、社会的にNGとされる内容であったり、法律に触れるようなことであれば、親として、しっかり向き合わなくてはなりません。

親や世間への反発は、子どもが、自分なりの考え方や価値観を育てる過程の一つです。

今回は、子供が非行に走ったときにすべき親の対応として、重要な心がまえを3つ紹介致します。

 

 

相手は、自分とは違う考え方をもった個人であることを認識しよう

親子とはいえ、違う人間なのですから、考えや意見が異なることは当たり前のことです。

そんなとき、親として子どもの感情や考え方をムリヤリ矯正するのではなく、子どもがどんな感じ方、考え方をしているのか、聞いてみましょう。

「私はこう思うけど、あなたはどう思うの?」
「あなたはそう思うんだね。私は、こう思うよ」

このとき注意して欲しいのは、「わかるわかるって共感すればいいんでしょ」と話を聞く前からわかった気にならないようにすることです。

親からすれば、小さいころから見てきた我が子だからこそ、子どものことを誰よりも理解していると思いがちです。

ですが、その「理解している子どもの姿」と現実の子どもの姿が違うからこそ、子どもは非行という極端な方法を使って「自分は違う!」と表現しています。
親としても「今までとは違うんだ」と、今までの子どもの姿は、一度、脇において、新しい目で、子どもと向き合うようにしてみてください。

 

行動には「NO!」気持ちには「All Yes」と伝えてみよう

成長過程の一つと言われても、やはりまだまだ、未熟さが残る子ども。
自分の気持ちをうまく扱えず、非行と呼ばれるほど、社会的にNGな行動をとることに対しては、やはり親として「NO!」を言わなければなりません。

そういうときは「そんなこと(具体的な行動)をしてはいけない」「それ(具体的な行動)は、やってはいけないことだよ」と、本人の行動に対して『ダメだ』と伝えるようにしてみてください。

このとき気をつけて欲しいのは、「なんでそんなことするの!?」「何を考えているの!?」など、本人の内面(気持ちや考え)に関することに「NO!」を言わないようにすることです。

「むしゃくしゃしたから、モノを壊した」なら、「むしゃくしゃしてもいいけど、モノを壊すのはダメでしょ!」など、本人の内面には「Yes」を伝えてあげてください。

私たち大人は、「よくない行動」は「よくない内面」から生まれると思いがちですが、思うだけなら、人はどんなことを思ってもいいんです。
ただ、それを現実の行動で表すことが「NO!」なのです。

ちょっとむずかしいかもしれませんが、チャレンジしていただけると嬉しく思います。

 

どんな時でも、無視だけはしない。

一人の人間として、なんどNOを伝えても、なかなか子どもに、親の思いが伝わらない。

そんなときは、ついつい「勝手にしなさい!」とか「施設に入れるよ!」とか「警察に捕まえてもらうからね!」など、自分には手に負えないと、子どもを見捨てたい気持ちが湧くこともあります。

どうしても無理だなぁと思った時は、親の役割を投げ出しても構いません。

ただ、子どもの存在を無視したり、いないことにするのだけは、踏みとどまって欲しいと思っています。

どんなときでも自分を見てくれる人がいるというのは、人間に成長や変化をもたらします。

非行に走った子どもが、更生するとき、そこには自分を信じて見守ってくれた他人の存在が必ずあります。
子どもの非行には、親が信じて見守り続けることが効果的ですが、それが難しいときは、視線を送ったり、おはようと挨拶をしたり、ただただ子どもの存在にだけ、意識を向けてみて下さい。

 

親や世間への反発は、子どもが自分なりの考え方や価値観を育てる過程の一つ

「今までしたがってきた親の価値観、世間のルールと、自分が感じていること、やりたいことは違うんだ」

そういう自分と他人の境界線を、しっかり持てるようになると、子どもはグレる必要がなくなります。

そんな感覚を育てるためには、子どもが『私はあなたとは違う』と安心して感じられるように、一人の対等な人間として、子どもと向かい合うことが大切です。

それが子どもの成長に必要なことで、親の役割だとわかっていても、子どもに反発されたり、子どもが非行に走ったりすると、胸が痛くなるのか親心です。
親として、子どもの非行に向き合うのは、もちろん大事なことですが、自分たちには荷が重いと感じたときには、一人や夫婦で悩まずに、遠慮なく、第三者に助けを求めてくださいね。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。