こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

WooRisさんで、子どもが自信をなくしてしまう言葉について、お答えしました。

 

2019/9/24追記:WooRisさんがサイトを閉じてしまったので、取材時のコメントを全文載せますね。

わが子が自信のない子に育ってしまう「親の叱り方」3つ
http://wooris.jp/archives/187132

子どもはどういう叱られ方をしたときに自信をなくすのか。

それは、子ども本人に、叱られる心当たりがない、わからないときです。

心当たりがないから、なぜ叱られているのかわかりません。
でも目の前で、お母さんはカンカンに怒っているので、自分が叱られている理由を、自分なりに考えます。そのとき「自分がダメな子、できない子だからだ」と、自分の存在そのものを怒られる理由だと思ってしまうと、子どもはどんどん自信を失っていきます。

例えば、次のような声かけは、子どもが「自分はダメな子なんだ」と思いこみやすい傾向があります

 

声かけパターン1.「なんで、そんなことしたの?」

子どもを叱る場面で、「頭ごなしに怒ってはいけない!」「ちゃんと理由を聞かなきゃ」と強く思うあまり、理由を聞くだけで終わってしまうときって、ありますよね。
でも、これって、子どもにとっては、自信を失いやすい声かけです。

子どもは、お母さんが怒ると「自分は何かいけないことをしたのかもしれない」と感じます。でも、まだ幼いので『何がいけないのか』まではわかりません。『何がいけないのか、よくわからないまま』というのは、子どもにとって、かなりの不安です。
この不安を放置しておくと、子どもの中で不安がどんどん大きくなり、だんだんと自分の行動や気持ち、考え方に自信が持てなくなってしまいます。

なので、問いかけだけで終わらせず、『なぜお母さんは怒ったのか』『なぜそれはやってはいけないのか』『次はどうしたらいいのか』までを、わかる言葉で伝えて、子ども自信に、振り返る時間をあげることが大切です。

 

声かけパターン2.「前にも言ったよね」

何度も伝えているのに、子どもは同じ失敗を繰り返します。
その度に、同じことを伝えるのって、正直、疲れちゃいますよね。そういうとき、ついつい、この言葉を言ってしまいがちです。
成長途中の子どもは、時間の感覚が大人ほどハッキリしておらず、過去のことを覚える力も、まだまだ未熟です。
お母さんからすれば、とっても残念なことですが、お母さんが「前にも伝えたこと」を子どもは覚えていないことが多々あります。

そんな子どもにとって「前にも言ったよね」という言葉は『知らないこと』『心当たりがないこと』で、理不尽に叱られている体験になります。
理不尽な叱られ体験は、子どもにとって「よくわからないけど、怒られた。また同じように怒られるかもしれない」という不安になりやすく、子どもの自信や自主性の成長を妨げがちです。

なので、その都度、子どもが理解できるまで、あきらめずに、何度も伝え続けることが重要となってきます。

 

声かけパターン3.「お母さんは、もう知らないよ!」

いくら「子どもに伝わる言葉で、何度も伝えることが大切」だとわかっていても、お母さんだって人間ですから、何度も同じことを繰り返すのは疲れます。
もうイヤだ!って投げ出したくなって、こんな風に子どもに言っちゃうとき、あると思います。
お母さんが「子どもに伝わる言葉で、何度も伝えること」を通して、子どもは、自分がなぜ叱られているのかを、繰り返し振り返って、少しずつ学んでいます。まだ一人で学ぶ力が育っていない子どもにとって、繰り返し伝えてくれるお母さんは、とても大切な存在です。

そんな風に学んでいる途中で、お母さんからの言葉がなくなってしまうと、子どもは振り返ることができなくなります。
そして、お母さんを怒らせたという事実だけが心に残り「よくわからないけど、私はママを怒らせたんだ」「私はダメな子なんだ」と自分のことを否定するようになっていきます。

とはいえ、親だって、人間です。
自分が抑えきれず、怒りでカンカンになることだってあります。

そういうときは、あえて子どもに何も言わず、「いったん、親業休憩!」と休んでも大丈夫ですよ。

 

 

093031

 

 

子どもの成長に失敗はつきものです。

子どもが失敗したとき、お母さんやお父さんが、「何があったから失敗したのか」「次はどうしたらいいのか」を、何度も何度も、辛抱強く教えてくれたり、一緒に考えてくれると、子どもは安心して、失敗と向き合うことができます。
安心できる場所で、失敗と向き合うことで、子どもは自信を失うことなく、友達や学校、社会の中にとけ込む力を身につけていきます。

二、三回伝えたぐらいで、子どもが学ばなくても、それはお母さんやお父さんの責任ではありません。
何度も伝えるのは大変かもしれませんが、お母さんやお父さんが辛抱強く付き合ったという事実こそが、子どもの自信を育てます。

焦らずに、一緒に、ゆっくり成長してください。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。