こんにちは、恋愛セラピストの玉川(HaNA)です。

この記事でも書いていますが、

私は、強い人間不信を持っていました。

より正確に言うなら、

「人間は信じられない生き物」である、

が前提の世界観で生きていました。

この記事を読んで、同じように強い人間不信に悩む方から、質問をもらいましたので、

今回は、私が人間不信を卒業するきっかけなった出来事について紹介します。

プロフィールなどでも書いていますが、

はじめての彼氏に振られ、私は「ウツか?」と思うほど落ち込みました。

当時、私は実家に住んでいましたが、自分の部屋はなく、リビングの端っこに自分の荷物を置いて過ごしていました。

なので、部屋で一人、失恋の悲しみ嘆くことはできず、

かといって、実家以外に行く場所も無く、

頼れる友人もいなかったので、

通勤中の自転車をこいでいるとき、

職場の給湯室でお湯を湧かしているとき、

生活の中で一人になれる、わずかなスキマを見つけては、

少しずつ悲しみを吐き出し、とにかく忘れようと自分に言いきかせました。

人間不信ではありましたが、それでも、たまには一緒に遊びに行く、そういう関係の『友達』はいました。

失恋の痛みを感じなくなったころ、なんとなく、その『友達』にメールをしました。

「そういや、彼氏と別れたよ。やっぱ男ってめんどくさいねー」

そんな感じの文面だったと思います。

そしたら『友達』からは、

「今、どこにいるの?」

という返事が来て、

職場だと答えると、

「夜、実家まで迎えにいく。ウチに泊まりにおいで」

と、夜遅くに、私の実家まで車で迎えにきてくれました。

後で聞いたら、このとき『友達』は自分のデートをキャンセルして、私を迎えにきたそうです。

そして『友達』の家に行き、夜通し取り留めない話をして、

ふと「何で来たの?」と聞きました。

『友達』はちょっと困った顔をして、こう言いました。

「わからない。でも実家だと、あんたは泣かないよね?」

その言葉を聞いたとき、私の目には涙があふれてきました。

友達の言葉に安心したのか、

失恋のショックが残っていたのか、

居心地の悪い家から出られたからなのか、

なんで泣いたのか、自分でもよくわかりません。

多分、

自分でも気づけない気持ちに、他人が気づいてくれたのが嬉しかったんだと思います。

友達

もう20才もすぎたいい大人でしたが、声を出して、子どものようにわんわん泣きました。

そして散々泣いたら、そのまま泣きつかれたらしく気がついたら寝ていました。

目覚めたときの、まるで生まれ変わったかのようにすっきりした気持ちは、今でも覚えています。

当時は気づきませんでしたが、

私が人間不信を卒業し、「もう一度、人間を信じてみようか?」と思ったのは、この出来事がきっかけです。

苦しい気持ちを抱えている人が目の前にいるとき、

「それは悲しかったね」
「ツラかったね」
「もう大丈夫だよ」

そう言葉で表現するのは、とても簡単だと思っていました。

「本当にそう思っているなら、『行動』でしめしてよ!」とも思っていました。

『行動』で愛情を示すのは、やっぱり本当にそういう気持ちが無いとできないから。

私は今でも『言葉』の愛情は受け取りにくいです。

だから、この『友達』のように『行動』で示してもらったことは、

私にとって、

今までの世界観に「うたがい」というヒビを入れる、

それぐらい強いインパクトになったんだと思います。

この『友達』が同性だった、というのも私には意味がありました。

下心とか、打算とか、そういうのが何もない関係だったからこそ、心の底から信じられたんだと思います。

セラピーやセミナーで自分の心と向き合うのも有効ですが、

100回自分の心と向き合うよりも、

「信じられる人間」という『目の前にある証拠』を1回見つめたほうが、

心はすぐ納得します。

もし、あなたが私と同じような人間不信の悩みを抱えているなら、

たった一人、どんな小さなことでもいいです。

例外的に「その『行動』を信じられる人間」を探してみてください。

人類は70億人います。一人ぐらい、あなたが信じられる人がいるはずです。

その小さな『信じる心』が、不信を卒業する最初の一歩になります。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。 セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。