こんにちは。
恋愛セラピストのHaNAです。

今回は、幼少期から父親と心の距離が遠く成長過程で父親から学ぶべきだったことを、
大人になってから学び直した私の経験を紹介します。

今回紹介する学んだテーマは『ダメなことはダメ』です。

ダメなことはダメ

私にそれを教えてくれたのは、学生時代のゼミの担当教員でした。

今はどうかわかりませんが、
私が在学していた当時、その大学はとにかく教員同士の小競り合いが耐えない環境でした。

いかに自分が彼らより得するか。
いかに彼らよりも美味しい思いをするか。
いかに自分が利益にならない作業から抜け出して押し付けるか。

実際には色々な事情があったのだろうと思いますが、
学生の立場であった私の目にはそう見えていました。
(なんせ学生に見られる場所でバトルしてましたからね…)

そんな中、私のゼミの担当教員は、ヒエラルキー的にはかなり下のほうだったため、
よく周囲に仕事を押し付けられたりしていました。

私たちゼミ生の面倒をみながらも、押し付けられた大量の仕事にせっせと取り組んでいた担当教員のことを、私は尊敬していましたが、

あまりにも断らないその姿に、だんだん私がイライラを覚えはじめ、ある日思い切って言いました。

「そんなの放っておけばいいじゃないですか。困るのは他の人で、先生は困らないでしょ」
「他の人だってルール守っていないんだから、先生もルールなんて無視して簡単に終わらせちゃえばいいじゃないですか」

…あぁ、我ながら心が痛くなるセリフorz

「なんて子供のようなこと言っているんだ」と思った方、お許しください。
当時は、社会経験もほとんどなく、今以上にコドモだったのです…

そんな私に担当教員はこう答えました。

「私は、一度受けたものは最後までやるよ。
 相手がルールを守らないからといって、自分がそれを守らなくていい理由にならないでしょ」

皆で決めたルールだから、まずは自分が守る。
誰かが守らないからといって、自分も守らない理由にはならない。

ダメなものはダメなんだよ。

そして担当教員はまた作業に戻りました。

今でこそ、そんなことは当たり前だよねという感覚がありますが、

当時はものすごーーく驚きました。

「え、口ではそう言っておきつつ、現実はまた別っていうのが世の中のデフォルトじゃないの?」

と。

それまで、私の人生で、上記のようなことを言葉で教えてくれた人はたくさんいました。
でも、それをしっかり態度で示してくれた人はいませんでした。
(いたのかもしれませんが、少なくとも私はそれを受け取れていませんでした)

この【ダメなものはダメ】という感覚…ここから【正義】と呼びますが、
これは本来父親から学ぶものです。

しかし私は【正義】を、父からも、母からも学ばずに成長してきました。
(【正義】を学ぶには、ある程度自分の軸がしっかりしていないとできないので、
不安定だった家庭ではそこまで出来なかったんだと思います)

私がこの担当教員のゼミを選んだのは、もちろんそのゼミの内容が自分にあっていると思ったからですが、

今振り返ってみると、私はゼミの内容を通して、

この担当教員から本来【父親】から学ぶべきものを学んでいたんじゃないかと感じています。
(他にも本来【父親】から学ぶべきものをいっぱい学びましたが、それはまた別の記事で紹介します)

今でも他の卒業生と一緒に、この担当教員と年に数回は飲みに行きます。

特に理由は無いのですが、ただひさしぶりに会いたいな~っていう感覚が出てきます(笑)

そして美味しいお酒と料理をつまみながら、とりとめの無い会話からはじまって、時に思い出話で盛り上がる…

これって私の感覚としては、帰省して【父親】と過ごしている(たまに顔を見て元気をもらう)
のと同じなんじゃないかと思っています。

(何せ実の父とそういう関係に無いので、実際そうなのか確認しきれないのですが…)

世の中には星の数ほど家庭があって、その家庭の中には色々な悩みや問題があると思います。

その中で成長していく子供は、

社会生活に必要なものを身につけることが出来なかったり、
辛い思いを昇華させることが出来ず未完の感情として心に残ったりして、

大人になってから苦しい思いをする場合もあるかもしれません。

でも、例え親や家庭から学べなかったとしても、大人になってから学び直すことは十分可能です。

今回の例は私にとっての【父親】でしたが、これが【母親】でも同じです。

子供のときに学べなかったからその後の人生は全て終わりなんてことはありません。

気づいたときから学べばいいのです。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。 セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。