こんにちは。
心理カウンセラーの玉川です。

どんな人と結婚したいかを考えるとき。

「好きなものが一緒であること」は、しっかり確認しますが、

「嫌いなものが一緒であること」を確認する人は、以外と少ない感じがしています。

 

人間が、行動を起こすときの気持ちは、大きく2つにわけられます。

 

一つは、好きなものに近づきたい気持ち。

好きなものに近づくと、楽しかったり、嬉しかったりします。

そういうポジティブな気持ちを味わいたい!と、強く思ったとき、

人は、ポジティブな気持ちを感じるための行動を、実際に起こします。

 

もう一つは、嫌いなものから離れたい気持ち。

嫌いなものがそばにあると、痛かったり、怖かったりします。

そういうネガティブな気持ちは味わいたくない!と、強く感じたとき、

同じく、人は、ネガティブな気持ちを感じないようにするための行動を、実際に起こします。

 

他人と協力しながら何かを進める際、

なぜだか、なかなかうまく進まないんだよなぁと感じるときは、

関係者たちの、

「好きなものに近づきたい」気持ちと、

「嫌いなものから離れたい」気持ちが、

お互いにひっぱりあっていることが、よくあります。

 

 

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例えば、 A子さんは、リンゴが好きで、ブドウが嫌いだとします。

一方B男さんは、リンゴが好きだけど、ブドウも好きで、苦手なのはミカンだとします。

もし、A子さんとB男さんが結婚し、食後のデザートにリンゴを出すとしましょう。

それは二人にとって、好きなものなので、とても楽しい時間になります。

 

では、リンゴのかわりにブドウを出すとしましょう。

A子さんにとっては、ブドウは嫌いなものです。

嫌いなものが、そばにあるのはストレスを感じるので、A子さんはブドウを排除します

そして彼女は、今後も、可能なかぎりブドウを避けるでしょう。

でもB男さんにとっては、ブドウはリンゴと同じぐらい好きなものです。

好きなものに近づくと、幸せを感じるので、B男さんはブドウを歓迎します

彼は、今後も、できるだけブドウを求めるでしょう。

 

こうなってくると、A子さんとB 男さんの関係は、ギクシャクしていきます。

A子さんの気持ちを尊重すると、B男さんは、好きなものに近づけない。

B男さんの気持ちを尊重すると、A子さんは、嫌いなものから離れられない。

どちらかが幸せになるためには、どちらかが犠牲にならなければいけない。

 

今は、食べ物で例を出しましたが、

人生の重要な場面に関する価値観(子育て、家、両親の介護などなど)で、 こういうスレ違いが起こると、問題はとても深刻になります。

好きなものをパートナーと共有しながら、楽しい人生を送ることは、もちろん重要です。

同時に、

嫌いなものを共有することで、無用なストレスを避けることも、同じぐらい重要だと、私は思っています。

 

私たち人間は、とても複雑で、

「好きなものが一緒」=「嫌いなものが一緒」とは限りません。

 自分は、何が好きで、何か嫌いなのか。

 相手は、何が好きで、何が嫌いなのか。

 お互いの好きと嫌いは、どれくらい歩み寄れそうか。

好きと嫌い、どちらの視点も大切にしてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

玉川 華世
玉川 華世心理カウンセラー
恋愛、友達関係を中心に、人間関係をテーマにしたカウンセリングを行う。 セッションの時間外、日常での中の取り組みを重視し、本人の基礎力をコツコツあげるスタイルに定評がある。